【広場】BIG UP!!

| 2008/02/17


島ヶ原の土が入れられた植木鉢が穴に入れられていく。


ついに床面の塗装を開始。これが本当に最後の作業。
上から下へ。外から内へ。足の踏み場を残しながら端から塗り進める。

しかし、ここで無常にも雨が…。

仕方が無く、ブルーシートをかけて作業中断。
最後までハラハラさせる現場である。

作業を続けるのかの判断を求められる。
残りの時間もほとんど無い。

しかし、ここまできてやめるわけにはいかない。
「もう少し待てば、晴れるかもしれないので待たせてほしい」と全員にお願いする。
異議を唱えるメンバーは誰もいなかった。
みんなの気持ちは同じだった。
「ジローが来たら晴れる。」


予定を変更して、「夢の道」で竣工パーティーを先に行う。
おかみさんが準備してくださった、たくさんの料理や飲み物で、とても華やかに行われた。
おいしい料理や飲み物で今までの苦労が吹っ飛んだ。

僕らがこの製材所に住みついていた数ヶ月間、毎日食事の世話をしていただいた。
このおいしい食事のおかげで、僕らは元気に作業につくことが出来た。
おかみさんの会のみなさん、本当にありがとうございました!!

とはいえ、やはり天候の行方が気になって、パーティーを心から喜べていないのは、
僕だけではなくメンバーやおかみさん全員に共通しているようだった。

パーティーが終りに近づいたころ、社員旅行帰りの作業員Bことジローが到着。

彼もこの現場には欠かせないメンバー。
ムードメーカーで、いつも明るく、いつも何らかのサプライズを運んでくる。
「ジローが来たら晴れる。」と言わしめるだけの、脳内日本晴れ男なのである。


そして…。


ジローが来たら晴れた。


ありえへん。



一気に塗装を仕上げる。


無事に全ての塗装を終えた。


終わりはなんともあっけなかった。
いつまで経っても実感が持てなかった。
安堵の気持ちと少し寂しさが残るような、祭りのあとみたいな感覚だった。



本当にたくさんの人たちに支えられて広場を竣工させることができました。
みなさんとこの広場に関わることができたことを、本当に幸せにおもいます。


ありがとうございました。


ビゴッ!!ビゴッ!!

内田