今日は昨日決めた基準点にしたがって、
ヤリカタと呼ばれる仮の囲いを設けました。
職人さんの手によりあっという間に作られていきます。
このヤリカタは敷地内の正確な位置を知る重要な役目があります。
外部との境界を作っているのではないのです。
そのため横につなぐ板の天端は水平に、角は垂直になるように、
何度も確認しながら設置していきます。
向かい合うヤリカタどうしを水糸で結び、
敷地内の正確な位置を知るという仕組みです。
考えてみると、いくら正確な図面を書いたところで、
敷地にそのとおり作れなければ建築物はできません。
その敷地には位置を示す手がかりが何もないのです。
パソコンの技術が進歩しても建築という行為は、
本来はとてもアナログなものだと感じました。
案の定、昨日僕らが作った基準点には誤差があり、やり直すことに…。
基準となるべき点が間違っているなんて…。
あの長かった現地測量は何だったのだろうか…。
設計案ももう一度検討しなおす必要が出てきました…(涙)
内田
【広場】ヤリカタのやり方
post:
taihei.uchida
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2007/12/19